脱毛は専門機関にお任せ

脱毛は自己処理で行うと、「毛嚢炎」や「埋没毛」など、様々な肌トラブルの原因につながる恐れがあります。
また、自己処理で行った場合、一時的に毛を目立たなくさせることはできても、しばらく期間が経過するとまた毛が伸びてきてしまいます。
そこで脱毛を行いたいと思った時、おすすめする方法が、専門家の手を借りることです。
専門家に脱毛を行ってもらうことで得られる最大のメリットは、肌に与えるダメージが比較的少ないということです。


専門機関では脱毛処理を行う際、細心の注意を払って行います。
また、施術終了後は、クリームなどを使って保湿を行うなど、少しでも脱毛処理を行ったことによる肌へのダメージを軽減させる処置をとります。
こうすることで、肌へのダメージが最小限に抑えられ、その後の肌トラブルにつながる可能性も低くなります。
また、専門家で受けられる脱毛の方法にはクリーム・カミソリ・電気・光照射・レーザー照射といった方法がありますが、電気・光照射・レーザー照射を行った場合は、長期間の脱毛効果が期待できます。


自己処理による脱毛の場合ですと、どうしてもいつかは毛が伸びてきてしまうため、何度も処置を行う必要があります。
そうするとそれだけ皮膚にダメージを与えてしまうため、長期間脱毛効果があるのは、肌のためにも良いことになります。
脱毛を行う際、まず把握しておきたいのが、毛が生えるサイクルです。
というのも、脱毛は毛の生える周期に合わせて行われるためです。


毛は「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階を繰り返しています。
毛はまず、皮膚の下で成長を始めます。
やがて成長した毛は皮膚の外に出て、成長しきると「退行期」を迎えます。
「退行期」に入った毛はやがて毛乳頭を残して抜け、新しい毛が成長するまでの間、「休止期」に入ります。
そして皮膚の外に出ている毛は主に「成長期後期」のものと、「退行期」のものになります。
毛はすべての毛が一斉に同じ周期をたどるのではなく、それぞれにバラツキがあります。


つまり、「成長期後期」を迎えている毛がある一方で、まだ皮膚の下で成長している段階の毛や、休止期に入っている毛もあるのです。
そのため、皮膚の外に出ている毛は、毛全体の20~30%ほどとなっています。
脱毛を行う際、ある程度毛が皮膚の外まで出ていなければ、施術を行うことはできません。


そして施術を行ったとしても、しばらくするとまだ皮膚の外に出ていなかった毛が伸びてきて、皮膚の外に出てくるようになります。
そのため、脱毛は毛のサイクルを把握しながら行う必要があります。
毛は「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルを繰り返しています。
そして、毛のサイクルはそれぞれにバラツキがあり、皮膚の外に出ている毛は全体の20~30%ほどとなっています。


そして、専門家で脱毛を行う際、場所ごとに行ってもらう場合があります。
しかし、毛の生えるサイクルは、体の場所によっても異なります。
例えば脇は成長期と休止期が共に3~5か月となっています。
一方、腕や足に関しては成長期と休止期が共に4~5か月となっており、脇の場合より少し長くなっています。


また、腕や足の場合は、他の部分に比べて毛が表面に出ている割合がやや少ないという特徴もあります。
そして、Vラインに関しては、成長期が1年~2年、休止期が1年~1年半となっています。
このように、体の場所によって毛が生える周期も大きく異なります。
また、身体の部分によって毛や皮膚の特徴も異なります。
特にVラインの場合は皮膚がとても薄いため、慎重に行う必要があります。
毛の周期や皮膚の状態に関係なく脱毛処理を行ってしまうと、余計に皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。


そのため、専門家で脱毛を行う場合は、体のそれぞれの場所の、皮膚の状態や毛の周期に合わせて処理を行っていきます。
そうすることで、余計に皮膚に与えるダメージが少なくなります。
専門機関で受けられる脱毛処理には様々なものがありますが、その中でも特にメジャーなのが、「光脱毛」と「レーザー脱毛」になります。
これはどちらもメラニン色素に反応する光を当てることにより、熱が発せられ、毛根にダメージを与える方法となります。


毛根にダメージが与えられることにより、毛が成長しにくくなり、長期間の脱毛効果が期待できます。
「光脱毛」の場合も、「レーザー脱毛」の場合も、施術する際にはある程度毛が皮膚の外に出ている必要があります。
なぜなら、反応すべきメラニン色素がなければ、熱を加えることができないためです。
ただし、毛が皮膚の外に出ているからといって、長く伸びていればいいというわけでもありません。


あまり長く伸びすぎていると、今度は熱を多く吸収しすぎてしまい、トラブルを招く恐れがあるためです。
そのため、施術を受ける前にカミソリや電気シェーバーなどで、ある程度毛の長さを短くしておく必要があります。
また、どちらの場合も皮膚の外に毛が出ていなければ熱を加えることはできません。
そのため、一度施術を行った際に皮膚の下にいた毛が、皮膚の外に出てきた段階で再び施術を行う必要があります。


毛が皮膚の外に出てくるたびに何度も施術を繰り返すことにより、最終的にはほとんどの毛根にダメージを与え、毛を伸びにくくすることが可能となります。
専門機関で脱毛処理を受けたいと思った場合、大切なのは場所選びになります。
自分に合った場所を選ぶことで、満足のいく処理を受けることができます。
まず大切なのが、どのような施術を受けたいかです。


例えば「光脱毛」の場合は様々なサロンが取り入れています。
全国展開されているサロンもあるため、比較的通いやすいです。
一方、「光脱毛」より短期間で強い効果が期待できる「レーザー脱毛」の場合、医療用レーザーを使用します。


そのため、受けられるのは医療機関のみとなります。
医療機関ですので医師が常駐しており、もしもトラブルがあった時にはすぐに対応してもらえますが、サロンに比べると医療機関は数が少ないというデメリットもあります。
次に気をつけるべきなのが、値段です。
部位別の値段は明確に表示されているか、キャンペーンは行われているかなどについて確認します。


特に施術の値段に関しては、ある程度明確に決まっている所の方が安心して使うことができます。
そして脱毛の施術を行う上で大切なのが、予約のとりやすさです。
脱毛は毛の生える周期に合わせて行います。
そのため、毛の生える周期に合わせてしっかり予約が取れるところを選ぶようにします。


キャンペーンが多い所の場合、予約がとりにくくなる可能性があるため、注意が必要となります。
サロンや医療機関で「光脱毛」「レーザー脱毛」を受けたいと思った場合、いくつか守らなければならないポイントがあります。
これを守らなければ、施術を受けられない可能性があります。
まず挙げられるのが、日焼けをしないことです。


「光脱毛」や「レーザー脱毛」は、メラニン色素に光が当たることにより、熱を発生させて毛根にダメージを与える方法となります。
一方、日焼けは肌にメラニン色素が溜まっている状態となります。
この状態で光を当ててしまうと、肌のメラニン色素にも反応して、肌にダメージを与える恐れがあります。


そのため、脱毛を専門機関で受けたいと思ったら、まずは日焼け防止をしっかりと行うようにします。
また、生理期間中はデリケートゾーンの脱毛を行うことはできません。
というのも、生理期間中は特にデリケートゾーンは敏感になっており、痛みを感じやすい状態となっています。


また、肌も傷つきやすく、赤くなりやすいため、生理中は避ける必要があります。
そして脱毛前後12時間は、飲酒も避けるようにします。
お酒に含まれるアルコールは血流を促進する効果があり、痛みを生じやすくする原因となるためです。


同様に、激しい運動なども避ける必要があります。
他にも体調不良など、施術が受けられなくなる条件はいくつかあります。
条件については事前の説明に伝えられるため、しっかりと守るようにします。

 

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